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第10回ビジネスアーカイブズの日 オンライン•シンポジウム「経営を支える企業アーカイブズを目指して− DXへのアプローチ −」
日 時
2021年11月5日(金)13:00〜17:30

★申込受付期間 2021年9月24日(金) 〜10月29日(金)
 
場 所
Zoomミーティング  
大変多くのご参加をいただき、ありがとうございました。

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経営を支える企業アーカイブズをテーマに、スイスに本社を置く世界的な製薬企業ロッシュ社の
アーキビストによる同社アーカイブズの紹介(日本語訳付)、デジタル化とアーカイブズによる
経営支援についての2本の基調講演のあと、パネルディスカッションを行います。

パネルディスカッションでは、DXイノベーションにより企業の構造改革・働き方改革が進み、
アーカイブズ部門は企業経営そのものに深く関わり、価値を生み出そうとしている時代、そして
リモートワークも進む時代に、アーカイブズの仕事の原点を見直し、「いかに遺し、管理し、
活用するか」について、高千穂大学教授・大島久幸氏と企業アーキビスト3名が一緒に具体的に
検証し、考えます。


《プログラム》

■開会宣言・会長挨拶 13:00〜13:10

■基調講演 13:10〜15:15

【講演1】
「ロッシュ社のアーカイブズ&アーカイブからビジネスに価値を生み出す」
(英語による講演・日本語訳付)
 講師 アレキサンダー・ビエリ⽒
 (スイス・ロッシュ社アーカイブズキュレーター、ICA SBA部会⻑)

【講演1 解説とコメント】
 松崎裕子⽒
 (公益財団法⼈渋沢栄⼀記念財団情報資源センター企業史料プロジェクト担当、
企業史料協議会理事)

【講演2】
「デジタル化とアーカイブズによる経営支援」
 講師 大島久幸⽒
 (⾼千穂⼤学経営学部教授)

■パネルディスカッション 15:20〜17:00
「経営を支える企業アーカイブズを目指して−DXへのアプローチ−」

【モデレータ】
 大島久幸⽒
 (⾼千穂⼤学経営学部教授)
【パネリスト】
 大塚聡⽒
 (イオン株式会社コーポレート・コミュニケーション部 兼 社史編纂室・
イオン歴史館館⻑)
 山田弥生⽒
 (キリンホールディングス株式会社 ブランド戦略部 アーカイブ室)
 川島信行⽒
 (トヨタ⾃動⾞株式会社社会貢献推進部 企業・⾞⽂化室 アーカイブズグループ)

■交流タイム 17:00〜17:30
Zoomのブレイクアウトルーム機能を利⽤し、少⼈数のグループに分かれて参加者同⼠の
交流を⾏います。


 

企業アーカイブズの「デジタル」をめぐって Zoomによるレクチャーと意見交換会
日 時
2021年9月7日(火)14:00〜16:35  
場 所
Zoomミーティング
 
コロナ禍の拡大により、テレワークやオンライン学習が進んでいます。また、
デジタル庁の設置やDX(デジタル・トランスフォーメーション)イノベーション
の推進など、日本社会の「デジタル」は新たな段階を迎えようとしています。
ひと口に「デジタル」といっても、紙資料のデジタル化、ボーンデジタル文書、
ホームページやイントラのコンテンツ、ZoomやSNSのデータ、Eメールなど、
多岐にわたっています。企業アーカイブズは何をどこまで扱い、保存や管理を
していけばよいのでしょうか。意見交換会では、企業アーカイブズで扱う
デジタルの対象をなるべく明確にし、さまざまな情報や意見を交換することで、
その価値や可能性を共有し、考えるきっかけとしたいと存じます。

当日プログラム
14:00〜14:05 開会にあたって
14:05〜14:25 レクチャー「企業アーカイブズと『デジタル』」(仮題)
        講師:矢野正隆(東京大学経済学部資料室・助教)
14:30〜16:30 意見交換会
16:30〜16:35 閉会にあたって  

第8回博物館セミナー「企業ミュージアムでつながる」(オンライン開催)
日 時
2021年3月25日(木)13:00〜17:00
 
場 所
Zoomミーティング  
近年、企業ミュージアムの新規オープンやリニューアルの動きが活発になり、企業
ミュージアムの価値や企業におけるミュージアムのポジショニングに変化や見直しの
兆しが感じられます。コロナ禍においても多くの工夫や取組みがなされています。
企業史料協議会主催「第8回博物館セミナー」は、「企業ミュージアムでつながる」を
テーマに、企業ミュージアムの取組みやコロナ禍以降の可能性について考えました。
近年リニューアルした企業ミュージアムのなかから、つながりを大切にした取組みや
情報発信をされている2つのミュージアムの事例を伺って学ぶ機会とし、また参加の
皆様にも交流と議論を深めていただく企画です。

本セミナーは以下のプログラムを実施し、多くのご参加をいただきました。質疑や
交流タイムでも積極的にご参加ご発言をいただき、盛会となりました。ありがとう
ございました。


<プログラム>

13:00〜13:05 開会挨拶

13:05〜14:05 
 講師 石川 貴敏(株式会社丹青研究所 文化空間情報部 部長)
 「企業ミュージアムでつながる」 
 社会情勢とともに、ミュージアムへの期待や求められる役割は変わってきて
います。一方、COVID-19下のミュージアムでは、困難に直面しながらも多くの
工夫が実践されています。「つながる」をテーマに、企業ミュージアムの取組と
これからの可能性について捉え直してみます。

14:15〜15:10  
 講師 神山 めぐみ(セイコーミュージアム 銀座 学芸員)
 「セイコーミュージアム 銀座の事例:銀座から世界へ 創業の地での“つながる”
 活動について」
 2020年8月に創業の地・銀座へ移転したセイコーミュージアム銀座は、今年で設立
40周年を迎えます。設立から移転までの墨田区での地域連携活動を振り返りながら、
コロナ禍で移転リニューアルの話について、また拠点を新たにスタートした“つながる”
活動の一例(SNSでの発信やバーチャルミュージアム)をご紹介します。

15:20〜16:15  
 講師 袰地(ほろち) 由美子(たばこと塩の博物館 広報担当主任)
 「たばこと塩の博物館の事例:広報活動 新型コロナで変わったこと、変わらない
 こと−改めて考えた “つながる” という機能−」
 1978年11月に渋谷・公園通りで誕生したたばこと塩の博物館は、2015年4月、東京
スカイツリーにほど近い墨田区横川に移転・リニューアルオープンしました。それから4年
と10ヶ月、活動も軌道に乗ってきたように感じていたところに新型コロナウイルスがやって
きました。かつてない事態に遭遇し、内外に向けて手探りで対応した当館広報の顛末を
一事例としてご紹介します。

16:20〜17:00 交流タイム
グループに分かれ、講師・受講者同士の交流を図ります。