企業史料協議会主催・東京大学経済学部資料室後援
ハイブリッド開催
− 企業アーカイブズとデジタルをつなぐ − 第3回デジタル文書資料管理講座
企業アーカイブズにデジタル技術は必須ですが、その内容やアプローチは異なります。本講座では、企業のアーカイブズ部門の担当者向けに、入門から中級までのカリキュラムを用意しました。目録の作成や標準化、メタデータの在り方などを主なテーマとし、知的財産権についての法律論も学べます。事例紹介篇では、企業のアーキビストによる講義のあと、全講師を交えた意見交換の場を設けます。デジタルに関する悩みや疑問などにもお答えできますので、双方向での学びを深める絶好の機会です。
▪️カリキュラム
1. 2025年1月24日 基礎知識篇(入門相当)
「デジタル文書資料管理の基礎知識」
講師 森脇優紀(東京大学経済学部資料室 特任助教)
菅原然子(自由学園資料室 国立公文書館認証アーキビスト)
2. 2025年1月31日 目録・メタデータ篇(初級相当)
「情報の組織化・構造化の基礎:メタデータ・階層構造・目録情報」
講師 小島浩之(東京大学経済学部資料室 講師)
3. 2025年2月 7日 デジタルアーカイブ構築篇(中級相当)
「デジタル記録/資料を情報資源として長期利用する」
講師 矢野正隆(東京大学経済学部資料室 助教)
4. 2025年2月21日 法律篇(入門〜中級相当)
「デジタル企業資料の管理・活用と知的財産法の考え方」
講師 石岡克俊(慶應義塾大学大学院法務研究科 教授)
5. 2025年3月14日 事例紹介篇(入門〜中級相当)
(1)「図書館データベースソフトを活用した、デジタルアーカイブズ構築」
講師 櫻井由佳(東京海上日動火災保険株式会社)
(2)「身の丈にあった、一人でもできる、デジタルアーカイブの構築」
講師 上月 元(株式会社日本触媒)
(3) 意見交換
※ 会場のみ講座終了後に交流会(16:50〜18:45)