3月1日(火)、中央大学駿河台記念館において約80名の参加者のもと、第8回資料管理研修セミナーが開催された。タイトルの通りデジタルの管理と活用の課題をテーマに、中央大学文学部の山ア久道教授に総論をお話しいただき、竹中大工道具館、ヤマトホールディングス、ライオンの三機関の皆様に事例を発表いただいた。募集開始後数日で定員になり、あらためてデジタル関連セミナーの人気の高さが示された。
山ア教授には「電子化、デジタル化の落とし穴―情報の管理と活用の力量が試される―」として、デジタルに慣れてきた我々がつい見逃してしまう大切な問題点を気づかせていただいた。
竹中大工道具館の赤尾建蔵館長には、大掛かりではないけれど使いやすいデータベースのお話などをお聞きした。
ヤマトホールディングスの白鳥美紀・100周年記念事業担当シニアマネージャーには、アーカイブズ部署がデジタル化を始められて間もない時期のご苦労の状況などをお聞きした。
ライオンの社史資料室の松村伸彦室長には、デジタル管理が進んでいる事例として完成度の高いデータベースのお話などをお聞きした。
終了後のアンケートでも、かなり高い評価をいただいたセミナーであった。
担当:研修部会 |