関西ビジネスアーキビスト研修講座は、わが国唯一のビジネスアーキビスト対象講座として東京で30年あまり続く講座を、毎年3月に大阪で1日のみ開講しているものです。企業や団体の史資料管理・社史編纂・博物館などの業務に携わるビジネスアーキビストに必須のテーマを理論と実践の両面から、第一線で活躍する専門家や企業担当者が講義します。第5回となる今回は、社史編纂と企業アーカイブズを軸に3つの講義を揃えました。オンラインでの開講となりますが、講義後に受講者の交流の場も設けております。全国の皆様のご参加をお待ちしております。
講義1 10:30〜12:00 講師 沢井 実(南山大学経営学部教授) 「社史編纂と企業アーカイブズ」 よい社史とは何か、読者が社史に期待するもの、社史編纂の進め方、企業アーカイブズの整理の仕方、アメリカ各地の歴史協会の実践など、講師の豊富な経験から学びます。
講義2 13:00〜14:30 講師 中西 雅子(パナソニック株式会社) 「事例研究 パナソニック株式会社のアーカイブズと100年史編纂」 創立100周年を迎えたパナソニック鰍フ100年史編纂について、パナソニック、松下幸之助の歴史に長年携わってきた担当者から社史刊行の意義、企画、編纂活動、そしてそのベースになったアーカイブズの取り組みを学びます。
講義3 14:40〜15:40 講師 白田 拓郎 (株式会社出版文化社) 「企業アーカイブ構築とその目的」 社史あるいは記念誌の編纂において、資料は必要不可欠なものです。そのためには、日常的に生成される記録からアーカイブを収集し、企業独自のアーカイブズを構築する必要があります。企業資料の管理や整理について、アーキビストの視点から具体例をふまえて紹介します。
案内解説 15:40〜16:10 講師 阿部 真弓 (大阪企業家ミュージアム) 「大阪企業家ミュージアムのご紹介」 大阪企業家ミュージアムの概要、代表的な企業家などについてご説明します。
交流タイム 16:15〜17:00 グループに分かれ、講師・受講者同士の交流を図ります。グループ分けの参考に、業務内容や関心のある領域についてご記入いただけると幸いです。
|