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情報詳細
タイトル
第20回ビジネスアーキビスト研修講座
日 時
2015年10月1日(木)〜12月10日(木) 13:00〜16:15

毎週木曜日開講・全10日間  ※ただし11月5日は休講。

■基礎コース 

平成27年10月1日・8日・15日・22日(木) <4日間通し>

■応用コース 

平成27年10月29日(木)、11月12日・19日・26日(木)、12月3日・10日(木) 
<希望日選択>

場 所
東京大学本郷キャンパス 小島ホール1階 第1セミナー室

東京都文京区本郷7-3-1
アクセス
東京メトロ 丸の内線「本郷三丁目」駅より徒歩7分
東京メトロ 大江戸線「本郷三丁目」駅より徒歩5分
東京メトロ 南北線「東大前」駅より徒歩10分

定 員
各回30名(先着順)
料 金
会員:基礎コース20,000円、応用各回6,000円/一般:基礎コース27,000円、応用各回7,500円
申 込
事務局 info@baa.gr.jp 基礎コース申込締切9月18日、応用は各回10日前締切 ※事務局まで申込用紙をご請求ください。
問合せ
事務局 info@baa.gr.jp
内 容
本講座は、企業・団体において史資料管理や社史編纂、博物館などの業務に携わるビジネスアーキビストのための、わが国で唯一の研修の場です。ビジネスアーカイブズ(企業アーカイブズ)の意義や、資料やデジタル情報の管理・活用・保存の基礎知識を、各分野の優れた講師や実際の企業内経験者が講義し、質疑に応じます。

本年も、初心者向けにビジネスアーカイブズの全般を学ぶ「基礎コース」を、経験者向けにはテーマを絞り講師との意見交換も行えるような「応用コース」を設け、企業の幅広いアーカイブズ活動の水準向上に資するような講義を揃えました。

■基礎コース
講義時間 13:00〜14:30(休憩15分)14:45〜16:15 
※4日間通しのコースです。
※初日10月1日は12:50よりオリエンテーションを行います。

□基礎1 10月1日(木)
「アーカイブズの意義とアーキビストの役割 」
 講師:学習院大学大学院 人文科学研究科 教授 安藤 正人

 企業史料を保存管理するアーカイブズと、その担当者であるアーキビストの役割や業務内容を学ぶとともに、そのあり方を考える。ビジネスアーキビスト必聴の基礎講座。

□基礎2 10月8日(木)
「レコードマネジメントとアーカイブズ」
 講師:鰹o版文化社 アーカイブ研究所 所長 小谷 允志

 企業におけるレコードマネジメントの重要性や意義を考え、レコードマネジメント・記録管理とアーカイブズの関わりについて学ぶ。昨今のデジタル環境対応、わが国でアーカイブズが根付かない理由などについても考察する。

□基礎3 10月15日(木)
「社史とアーカイブズ概論」
 講師:東京理科大学大学院 イノベーション研究科 教授 橘川 武郎

 会社史編纂の基礎を学ぶとともに、会社史編纂と史料の関わりを考え、デジタル時代の会社史編纂を自社のアーカイブズに結びつける方法を学ぶ。

□基礎4 10月22日(木)
「企業制度の発達と企業史料」
 講師:東京大学名誉教授 武田 晴人

 企業のあり方の変遷とともに、企業史料の残され方も変わる。企業内外に残る記録としての史料について、歴史とともに変わる史料群の変遷を事例を交えながら学び、企業史料保存の意義について考える。


■応用コース
講義時間 @13:00〜14:30(休憩15分)A14:45〜16:15  
応用3のみ @13:00〜14:30 A14:40〜15:40 B15:40〜17:00  
※応用1〜6は、各日ごとに選択して受講できます。

□応用1  10月29日(木)  ※定員に達したため申込受付を締め切りました。
「資料の収集、評価・選別、管理と活用」
 講師:麗澤大学大学院経済学研究科教授 佐藤 政則

 企業資料の収集から、保存すべき資料の評価・選別、整理・活用までのシステムについて、豊富な参考事例によって学ぶ。デジタル時代に対応する資料管理システムについても考える。

□応用2 11月12日(木)
「ビジネスアーカイブズに関わる著作権等の法律について」
 講師:ライツ法律特許事務所 弁護士・弁理士 伊藤 真

 ビジネスアーカイブに必要な著作権をはじめとする法律についての基礎知識を学ぶとともに、日常業務の中での注意点、対処方法、最近の運用について知る。実務に詳しい弁護士が、わかりやすい事例を交えて講義する。

□応用3 11月19日(木)
@「 ビジネスアーカイブズでの資料の保存と管理」
 講師: 国立文化財機構東京文化財研究所保存修復センター副センター長 佐野 千絵

 資料を包有する大きな保管環境を中心に、ビジネスアーカイブズの日常業務の様々な場面における資料の管理方法や取り扱い上の留意点について学ぶ。

A 「資料の劣化要因と保存対策」
 講師:概Tトレーディング テクニカルアドバイザー 神谷 修治

 紙資料を中心に、保存容器を活用して資料を保存する、小さな保管環境を整える工夫について学ぶ。

B「経済学部資料室見学」
 講師: 東京大学大学院経済学研究科講師 小島 浩之

 企業や団体の資料室の設立、運営を、東京大学経済学部資料室の見学を通して学ぶ。

□応用4 11月26日(木)
@「企業資料デジタル化の基礎知識 」
 講師:尚美学園大学芸術情報学部准教授 樫村 雅章

 資料をデジタル化する意義やデジタルアーカイブの考え方を理解し、デジタル画像を扱う際に知っておくべきことを学ぶ。

A「企業資料デジタル化の実践と課題」
 講師: 竃x内カラーアーカイブサポートセンター所長 肥田 康

 紙資料や写真を中心に、デジタル化の方法や進め方を理解し、得られたデータの整理や保存、利活用における課題について考える。

□応用5 12月3日(木) ※定員に達したため申込受付を締め切りました。
@「企業とミュージアムの関わりについて」
 講師: 樺O青研究所文化空間情報部部長 石川 貴敏

 企業ミュージアムのあり方は多様化している。自社の施設以外で、展示・普及を行う事例も増えている。活発化する最近の傾向を報告する。
 
A「事例研究:企業博物館 製粉ミュージアム 記念館からミュージアムへ」
 講師:鞄清製粉グループ本社 製粉ミュージアム主幹 田中 良和

 「製粉ミュージアム」の設立背景と運営実態、現在の課題、今後の展開や将来像について、ミュージアム担当者の事例報告を聞き、企業博物館について学ぶ。また、企業博物館とアーカイブズとの関わりについても考える。

□応用6 12月10日(木)
@「多様な価値を持つ企業アーカイブズとは」
 講師:(公財)渋沢栄一記念財団 企業史料プロジェクト担当 松崎 裕子

 ブランディング、経営理念の継承、社員教育、社内業務のサポートなど、企業アーカイブズがもちうる多様な価値を俯瞰する。

A「事例研究:社史編纂とアーカイブズ」
 講師:東洋紡潟Rーポレートコミュニケーション室 松下 豊
    東洋紡椛獄ア部社史資料室 村上 義幸
 
 なぜ社史を作るのか。社史編纂について、準備段階から社内体制、編纂方針、編纂工程、執筆、刊行、その後の活用まで、また、収集資料の取り扱い、自社のアーカイブズへどう結び付けるかを学ぶ。


【受講申込】
 所定の申込用紙にご記入の上、FAX、メールまたは郵送にて事務局宛にお申込みください。
 申込用紙をお持ちでない場合は、事務局までご請求ください。

【事務局】
 〒101-0061東京都千代田区三崎町2−20−3−901
 電話 03−3234−6358
 FAX  03−3239−5090
 メール info@baa.gr.jp