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情報詳細
タイトル
資料管理研修セミナー「企業史資料のデジタル化に向けて―その取り組みと活用」
日 時
2013年4月26日(金)13:05〜17:10(受付開始12:30)

★★★定員に達しましたので申し込みは締め切りました。★★★
場 所
中央大学駿河台記念館 510号室(左記に変更になりました)

東京都千代田区神田駿河台3-11-5
TEL 03-3292-3111

※会場の部屋番号は320号室から510号室へ変更になりました。
アクセス
JR中央・総武線御茶ノ水駅、東京メトロ千代田線御茶ノ水駅、徒歩3分
東京メトロ丸の内線御茶ノ水駅、徒歩6分
定 員
50名(要申込) 定員になりましたので、お申し込み受け付けを終了いたしました。
料 金
会員無料/一般1000円
申 込
締切:定員になりましたのでお申し込みを締め切りました。
問合せ
事務局 info@baa.gr.jp
内 容
「企業史資料のデジタル化に向けて」その取り組みと活用

資料管理の分野では近年、情報の活用と保存の形態が変化しており、常に新しい考え方と実践が求められています。今回のセミナーでは、当協議会会員機関のアーカイブズ部署におけるデジタル化の活用に光を当て、4つの事例報告を頂いた後、関西大学総合情報学部の研谷紀夫准教授により、デジタル化と企業アーカイブズの接点についてお話いただきます。資料管理について学び、実務に活かすためのセミナーです。ふるってご参加ください。

【プログラム】

13:05 開会あいさつ

13:10 「周回遅れのデジタル化:三井文庫の事例」
     公益財団法人三井文庫 吉川容

13:50 「新・資料管理システムとデジタル化」 
     公益財団法人三菱経済研究所・三菱史料館 萩野谷泰

14:30 休憩

14:40 「我が社のイントラネットの概要について」 
     明治安田生命保険相互会社 本庄彰

15:20 「多様な建築アーカイブズのデジタル化と活用に向けて」 
     清水建設株式会社 畑田尚子

16:00 休憩

16:10 「企業資料のデジタル化と活用の取組み:タブレット向けコンテンツなど
     を題材にして」 
     関西大学総合情報学部准教授 研谷紀夫

17:10 閉会あいさつ


【事例報告発表要旨】

◇「周回遅れのデジタル化:三井文庫の事例」
 公益財団法人 三井文庫 吉川 容(主任研究員)

社会経済史史料の保存・公開、調査研究を行う本館(史料館)と、美術品の保存・公開、調査研究を行う三井記念美術館からなる研究機関として活動している。現在、目録のデータベース化を進めており、並行して25年(2013年)度よりネット環境での公開をスタートすべく準備している。

アクセス頻度の高い画像資料のデジタル化と公開も具体化すべく検討しているが、権利関係は問題ない史資料が多く、むしろ容量の大きいデータの処理に関する技術的な問題とコストに注視している。これからスタートという、最新技術を採用できる有利さを活かした計画をお話しいただく。

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◇「新・資料管理システムとデジタル化」
 公益財団法人 三菱経済研究所・三菱史料館 萩野谷 泰(史料館史料部長)

三菱史料館は三菱の歴史に関する史料を収集、保存、公開するとともに、三菱及び日本の産業発展史の調査、研究を行っている。経営史料、業務文書を中心に約6万点、一件ずつシステムに登録している。今年度から新しい取り組みとして、三菱グループ各社のそれぞれが寄託されているデータをインターネットで検索できるようにして、史料館と各社が相互に活用できるシステムを構築しようとしている。事例としてこのプロジェクトの概要、ご苦労、進捗予定などをお話しいただく。

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◇「我が社のイントラネットの概要について」
 明治安田生命保険相互会社 本庄 彰(企画部)

2004年に明治生命保険相互会社と安田生命保険相互会社が合併して発足。その後、文書は概ねボーンデジタルで作成され、必要に応じて紙に出力しているが、それも極端に少ない。

アーカイブズの部署でもある企画部には、紙の資料はもちろんデジタルの資料も移管されない。その代わりどんな資料がどこの部署にどのようなファイルで保存されているかが厳しく管理されている。実はこの形は企業のアーカイブズ部署が、将来直面する可能性のある大きな問題を提示している。この有り方の進歩性、利便性、多少の課題などを分析していただく。

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◇「多様な建築アーカイブズのデジタル化と活用に向けて」
 清水建設株式会社 畑田 尚子(総合企画部主任)

経営資料をはじめ、創業以来から様々な歴史資料を保存しているが、その中でも特に建設会社にとって命ともいえる技術資料は、多種多様・膨大な量にわたる。これら技術資料のより効率的かつ有効な活用を図るために、デジタル化およびデータベース化を行い、日常業務やレファレンスへの活用範囲を広げてきた事例と今後の社内外への情報公開など、将来の展望についてお話しいただく。